アストロ球団 (第1巻)
ISBN:4872334450 コミック 中島 徳博 太田出版 1999/03 ¥1,995

注意:
今回はレビューというより、ネタツッコミのようなものです。

今の球界の起きている問題から考えると、
ますますつっこみどころが増えるなと思うこの作品。
作者が野球をほとんど知らなくて描いたのだから仕方ないといえば、
仕方ないわけですが。

まぁ、球一が江夏と入れ替わるとか、
「ヤクルト対大洋よりも超人対決の方が」いいとか、そーいう無茶苦茶さはいいとして、
もし、ナベツネがこの頃から球界のドンだったらアストロ球団は成立していたのかなと。

その1:アストロ球団は東映フライヤーズを買いとって参入したものである

超人ばかりの球団の買収をオーナー会議が認めるかどうか疑わしい。
超人を一人占めしたい巨人や、球七・球八を奪われた阪急などが反対するのは明白。
しかも、フライヤーズの選手は誰もアストロ球団には入っていないので、
選手側も反対する恐れが充分にある。

その2:アストロ球団のオーナーはシュウロ

えー、このシュウロさんはフィリピン人です。
そんでもって、その資金源は真珠とも銀行を潰した金とも言われています。
ナベツネ基準でいけば「よく知らない人」であり、
「外資」と見て間違いはないでしょう。

胡散臭さでも、ほりえもん以上であり承認されるとは思いません。
(監督としての参加は問題ないけど)

その3:オープン戦の日程をいじる

えー、普通なら日程が決まっているはずなのですが、
なぜか巨人のオープン戦が行われないという緊急事態になっています。
そして、アストロ側が自由に相手を選べるという異常事態。
実際に決めたのが一選手の球一なのだからどーしよーもありません。

…視点を変えてもツッコミ所満載なのはさすがというべきか。
そして、そんな問題点をあっさりゴリ押しで打ち破るシュウロって、
ものすごく恐ろしい人なのかも。

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