MUSA -武士-

2004年10月22日 映画
チャットにて某御方の強い圧力が何度も加えられたことによって
見る事になった映画です(一週間レンタルまで待ったけど)。

殺陣などのアクション面は言う事がないぐらい、
素晴らしい出来だとは思うのですが、
ストーリー上のツッコミ所は多そうな内容でした。
本当の狙いからすれば、自分が考えるようなことは野暮なんでしょうけど。

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以下ネタバレっぽいので注意

流刑になるまでは、まだいいとしても、
元軍が襲ってきたために、なんとか救われたという状況でありながら、
元軍の中に朱元璋の娘(といっても、末っ子)がいると、
急に助け出して元軍と敵対してしまう一行。
助け出した理由が「朱元璋の娘を連れていけば、南京で無事に面会できるかもしれない」
という非常にあやふやな理由。
…助けても、また捕まったりする可能性は考えないのかこいつら。
(まぁ、将軍の単独行動みたいなものだけど)

森林の中での戦いで将軍が作戦を立てるも、部下ですら躊躇するような内容で
見事に失敗して、将軍以外があっさりやられてしまうのもなんだか。
それでいて、ふんぞり返っている将軍が素敵すぎです。

で、姫が行こうと進言した砦が誰もいない状況なわけですが、
兵士がいたとしても、すぐに落城しそうな気がするのは自分だけなんでしょうか?
つーか、海沿いの拠点をあっさり放棄している段階で、
明が普通にヤバいと思うわけで。

勝手に飛び出した漢人の男が、元軍にやられてしまい、
その母親が姫にキレるわけですが、
姫が「漢人を連れて行く」と言わなきゃ捨てられているということを、
認識していないのだろうか(リーダーのじいさんは心酔しているけど)。

まぁ、基本的に:戦う→負ける→逃げる→内輪もめの繰り返しという
内容のためか、見ていて駄目な人がいるような気がしたり。
なんかあれば、すぐに内輪もめだからなぁ…。

最後も最後で、主要キャラクターの大半が戦死という
富野シナリオ的な破滅的状況の中で、なぜか元軍はいなくなり、
姫が生き残っているという摩訶不思議な状況になっているのも謎。

まぁ、リアル朱元璋がアレな人なので、
その時代もアレな時代なのかもしれませんが、この映画は無茶苦茶です。
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1086247104/
こんな苦難スレがあるし(えー

まぁ、まともに楽しみたい人も、ツッコミたい人もどうぞってことで。

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