北朝鮮製怪獣映画(監督は韓国、怪獣の中は日本人)
2005年2月2日 映画
今回のお題プルガサリ/伝説の大怪獣
DVD ジェネオン エンタテインメント
2004/06/25発売 ¥2,500
韓国ではなく、北朝鮮の映画です。
タイトルが向こうの言葉なので、半濁音が気になりますが
「ふくざかり」とか「ブルガリア」ではありません
作品制作の背景:
女優である夫人の崔銀姫ともども北朝鮮に拉致・監禁されていた韓国の申相玉監督が85年に製作。
翌年、彼らが決死の脱出を果たしたため公開を阻まれ、
以後、長い間観ることのできなかった幻の怪獣映画。
映画マニアと伝えられる金正日がいわばスポンサー兼プロデューサー。
(北の将軍様が関わっているからか、
モブはインド映画ぐらいいうるんじゃないかというぐらい多いです)
怪獣映画なのに、時代は現代ではなく高麗の時代です。
そんな時代に怪獣なんて出てきたんじゃあ、誰が戦っても勝てるわけはないんですが、
怪獣プルガサリは圧政を敷く皇帝の軍と戦うので問題ないようです。
プルサガリは鍛冶屋が怨念を込めて作った小さな人形と言う形で誕生しますが、
死にかけの鍛冶屋があそこまで精密な人形を作れるのは、ご都合主義の賜物です。
(動くようになるのは、主役のアミの血を受けてからですが)
この怪獣は鉄をエネルギーとしてるのか、
とにかく鉄ばかり食べます。身長も手のひらサイズから、人並み。
しまいには城ぐらいの高さへと巨大化します。
巨大化しても、アミの言う事は聞くので暴走とかはしない安心な設定です。
薪を集めたりする怪獣なんて、1985年当時にいだだろうか。
農民軍と戦うことになった皇帝の軍隊。農民軍相手だけならば、
そんなに苦労することもないのですが、
なにせ農民軍には怪獣プルサガリがいるということで、
その対策に頭を悩ませるばかり。
最初に採った作戦:プルサガリに命令できるアミを拉致して、
プルサガリを檻に入れて火をつけるというもの。
…って、怪獣が火に焼かれたぐらいで倒せるなら苦労しないって。
作戦は檻に入れるまでは成功するものの、
やっぱり焼かれても平気なので失敗に終わる。
次の作戦:プルガサリには鍛冶屋の魂が宿っているので、
巫女パワーでそれを封じこめて動けなくして、穴に埋めてしまうというもの。
…巫女がホントに封じれるかどうかもあるけど、
穴に埋めても人力で掘れる深さじゃトドメはさせないような。
しかし、巫女さんが偉大だったのかプルガサリの動きは止まり、
穴に埋められてしまうことに。
けれども、アミの決死の救出作戦
(プルガサリが埋まっている位置をいつ知ったのかは不明)
により、復活してしまい失敗。
最後の作戦:新兵器【獅子砲】と【将軍砲】で砲撃して倒す
…鉄を食い、火で焼け死なない怪獣をそれで倒せるわけもないわけで。
時代的には大砲は超兵器ではありますが、所詮は普通の大砲。
普通の農民軍には効果絶大も、プルガサリに効くわけもなし
(その前に出てきた、火薬で槍を飛ばす兵器の方が強く見える)
結局、皇帝はプルガサリに踏まれて絶命。
カーテンでくるまっていたから、姿は見えないとはいえ、
ちょっとエグかったかも。
そして、食べる鉄を食い尽くしてしまったプルガサリ。
もはやただの厄介者となってます。
そうなると、アミは自分が鐘の中に入って一緒に運命をともにしようと、
決意を固めます…って、それでプルガサリがどうなるかわかってないというのに。
まぁ、それで話が解決するというのもご都合主義の賜物なわけですが。
ツッコミ所満載とはいえ、アクションは85年ということも考えると、
結構見ごたえがあるかと。話の種に一度見るのはアリでしょう。
DVD ジェネオン エンタテインメント
2004/06/25発売 ¥2,500
韓国ではなく、北朝鮮の映画です。
タイトルが向こうの言葉なので、半濁音が気になりますが
「ふくざかり」とか「ブルガリア」ではありません
作品制作の背景:
女優である夫人の崔銀姫ともども北朝鮮に拉致・監禁されていた韓国の申相玉監督が85年に製作。
翌年、彼らが決死の脱出を果たしたため公開を阻まれ、
以後、長い間観ることのできなかった幻の怪獣映画。
映画マニアと伝えられる金正日がいわばスポンサー兼プロデューサー。
(北の将軍様が関わっているからか、
モブはインド映画ぐらいいうるんじゃないかというぐらい多いです)
怪獣映画なのに、時代は現代ではなく高麗の時代です。
そんな時代に怪獣なんて出てきたんじゃあ、誰が戦っても勝てるわけはないんですが、
怪獣プルガサリは圧政を敷く皇帝の軍と戦うので問題ないようです。
プルサガリは鍛冶屋が怨念を込めて作った小さな人形と言う形で誕生しますが、
死にかけの鍛冶屋があそこまで精密な人形を作れるのは、ご都合主義の賜物です。
(動くようになるのは、主役のアミの血を受けてからですが)
この怪獣は鉄をエネルギーとしてるのか、
とにかく鉄ばかり食べます。身長も手のひらサイズから、人並み。
しまいには城ぐらいの高さへと巨大化します。
巨大化しても、アミの言う事は聞くので暴走とかはしない安心な設定です。
薪を集めたりする怪獣なんて、1985年当時にいだだろうか。
農民軍と戦うことになった皇帝の軍隊。農民軍相手だけならば、
そんなに苦労することもないのですが、
なにせ農民軍には怪獣プルサガリがいるということで、
その対策に頭を悩ませるばかり。
最初に採った作戦:プルサガリに命令できるアミを拉致して、
プルサガリを檻に入れて火をつけるというもの。
…って、怪獣が火に焼かれたぐらいで倒せるなら苦労しないって。
作戦は檻に入れるまでは成功するものの、
やっぱり焼かれても平気なので失敗に終わる。
次の作戦:プルガサリには鍛冶屋の魂が宿っているので、
巫女パワーでそれを封じこめて動けなくして、穴に埋めてしまうというもの。
…巫女がホントに封じれるかどうかもあるけど、
穴に埋めても人力で掘れる深さじゃトドメはさせないような。
しかし、巫女さんが偉大だったのかプルガサリの動きは止まり、
穴に埋められてしまうことに。
けれども、アミの決死の救出作戦
(プルガサリが埋まっている位置をいつ知ったのかは不明)
により、復活してしまい失敗。
最後の作戦:新兵器【獅子砲】と【将軍砲】で砲撃して倒す
…鉄を食い、火で焼け死なない怪獣をそれで倒せるわけもないわけで。
時代的には大砲は超兵器ではありますが、所詮は普通の大砲。
普通の農民軍には効果絶大も、プルガサリに効くわけもなし
(その前に出てきた、火薬で槍を飛ばす兵器の方が強く見える)
結局、皇帝はプルガサリに踏まれて絶命。
カーテンでくるまっていたから、姿は見えないとはいえ、
ちょっとエグかったかも。
そして、食べる鉄を食い尽くしてしまったプルガサリ。
もはやただの厄介者となってます。
そうなると、アミは自分が鐘の中に入って一緒に運命をともにしようと、
決意を固めます…って、それでプルガサリがどうなるかわかってないというのに。
まぁ、それで話が解決するというのもご都合主義の賜物なわけですが。
ツッコミ所満載とはいえ、アクションは85年ということも考えると、
結構見ごたえがあるかと。話の種に一度見るのはアリでしょう。
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