…思えば1年前の今頃、近鉄球団がなくなるとは思っていなかったものである。
1年前の自分に「来年の近鉄はオリックスと合併しているんだよ」と言っても、
信じられない話として、まともに聞かないと思う。

自分のように、本拠地に住んでいるわけではない者は
・他の球団を応援する(特に楽天)
・オリックスの試合だけ見ない
・プロ野球を見るのを止めてしまう
…といった行動に出る人は結構いそうである。

しかし、本拠地の人間は簡単に割り切れるものでもなく、
楽天の方向性が何か違うと感じてしまうと、
遠方のチームだからと引いてしまった人もいるだろう。

そして、結局オリックスに流れたという人が多いのかな…と思うのが、
今回のスカイマークのライトスタンドを見た感じである。
…というか、青波ファンはどれだけいるのかわからないぐらいに、
近鉄から流れた人がいそうだったわけで。
応援も、今までなら2ストライクまで応援歌に入らなかったのが、
最初から入るようになったし、丑男や大西は良い曲だし。

…って、「1+1=2以上」になっているのは気のせいなのかな?

一方、カープ側は個人的に予想外の客入り。
「多少は遠征組がいるだろう」とは思っても、
関西にレフトスタンドを埋めるぐらいカープファンがいるとは…。
甲子園という球場が「チケット入手困難」「阪神ファンが怖い」
などのイメージで近寄り難いためか、
「スカイマークなら大丈夫だろう」と普段来ていない広島ファンが
来たのかもしれない。

応援も関西は関西で、金本チャンスやら、チャンスコンバットやら、
福井に江藤など余所とは違ったカープの応援が新鮮だったり。
団体も多く、応援団とは名ばかりの観戦しているだけの人が
ほとんどいないというのも名古屋とは違う所である。

試合は、最初の対戦では好投する光原が抑えているのはともかく、
5回まで可燃性巨大巡洋艦デイビーが抑えるというのは珍しい事態だったものの、
6回に燃料が漏れはじめ、動きが鈍くなった所で
大口径の主砲ブランボーが3ランをスタンドへ発射して見事に命中。
更に、年俸が上がって牛角に行かなくなったラロッカのエラーから、
尾形とやらかすショートNo1を争う後藤のタイムリーで1点追加。

一方、カープはというと、
チームに伝わる「ショートも守る選手は不思議とエラーをする」という呪いを
今年になって付与された尾形がタイムリーを放ち反撃開始。
8回には、勝成・香月・山本省と広島打線が打てなきゃホントにヤバい、
リリーフ陣から、新井のタイムリーと左右病で送られた代打キムタクの
タイムリーによって同点に追いつく事に成功。

が、8回に登板した永川は悪い永川だったようで、ランナー二人を四球で出してしまい、
幕田の同級生阿部真に犠牲フライを打たれ勝ち越されてしまうハメに。
最後は山口があじさい送りになったために、
以前のポジションだった抑えに戻った大久保が抑え試合終了。

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